令和4年分 確定申告書の様式案を公表

国税庁から令和4年分の所得税の確定申告書様式案が公表されました。
令和5年1月1日以後に提出する場合に使用されることになります。


最も大きな変更点としては、令和4年分の確定申告から申告書Aが廃止され申告書Bに一本化される点があります。
申告書Aは給与所得・雑所得・配当所得(総合課税)・一時所得の場合にのみ使用する申告書であり主に会社員の方や年金受給者の方が医療費控除や寄付金控除を受けるために確定申告をする場合に使用されていました。
対して申告書Bは全ての所得で使うことが出来る申告書であり、言わば通常の確定申告がこの申告書Bで、簡易版が申告書Aと言ったイメージになります。
その簡易版である申告書Aが廃止されることになりました。

さらに修正申告で使用する申告書第五表が廃止されます。修正申告を行う際には、申告書の第一表と第二表を提出し、第二表の「特例適用条文等」欄に修正申告である旨を記載することになります。

上記以外の細かい点としては、第二表の住民税・事業税に関する事項の中の記載欄が新たに追加されると言った点などがあります。

来年の確定申告にはまだ気が早いように感じますが、準備は早いに越したことはありませんので特にこれまで申告書Aで確定申告をされていた方は、新しい様式に目を通しておきましょう!