相続税申告・税額シミュレーション

相続で遺産をもらった人に対して、もらった分に応じて発生する税金が相続税です。

相続は人生のうちで数回の出来事になりますが、税法の改正は頻繁に行われています。
そのために実際に相続が発生してから、申告の方法や手続きをどのようにすればいいのかを悩む方は多いのではないでしょうか。

相続財産が基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人数)以下であれば相続税は発生しません。

この基礎控除があるため、相続税の申告が必要になる方の割合は全体の約8%(12人に1人)となっています。
ただ自分が所有する不動産の評価方法がわからない場合や、親の所有している財産のすべてを把握していない場合など、自分が亡くなった時や親が亡くなった時に相続税はかかるのか、将来相続で家族がもめることは避けたいと心配になっている方はこの割合以上に多いと思います。

相続は事前にしっかりと対策を考えることが大切です。

相続の3つの対策

相続には、次の3つの対策があります。

1,「分割対策」…どのように遺産を分けるのか?
2,「納税対策」…相続税をどのように納めるのか?
3,「節税対策」…相続税を少なくできるのか?

では詳しく見ていきましょう。

1,「分割対策」では、亡くなった場合に所有している財産をどのように分けるのかを事前に決めることが大切です。相続税を計算するときに税額を軽減できる特例があります。しかしこの特例は原則として、遺産をどのように分けるのか決まっていなければ使うことができません。家族内でもめることを避けるためにも、財産をどう分けるかをあらかじめ相談しておきましょう。

2,次に「納税対策」では、相続税の申告が必要かどうかを判定し、相続税が発生した場合はどのように納めるのかを決めます。相続税は現金で一括納付が原則です。例えば財産の多くが不動産だった場合、不動産を売却し現金化しなければ納税資金に困ることになります。そのため、あらかじめ生命保険を活用する等の対策を講じて納税資金を考えておくことが必要です。

3,最後に「節税対策」です。相続税を少なくする方法を検討する対策になります。ただし実際には、相続は何年後に発生するのか分かりません。その間に税制改正も考えられます。そのため対策として考えた場合、不確定要素があるため3つの対策の中で最も難しい対策となります。したがって優先順位としては「分割対策」と「納税対策」をまずはしっかりし、その補完として「節税対策」を考えましょう。

相続税の試算(シミュレーション)

上記の相続税対策の一歩として、「分割対策」のために被相続人となる方が所有している財産をすべて把握すること、そして「納税対策」のためにその所有している財産及び所有している不動産の価値を知っておくことが重要です。

当事務所では相続のシミュレーションを行い、依頼者の方の相続対策を一緒に考えさせていただきます。相続が発生した場合、不動産の登記は司法書士と連携し相続に関することがワンストップで完結しますので、安心してご相談ください。
あなたの相続が家族で争う「争続」ではなく、家族を想う「想続」となるようにサポートさせていただきます。

どうぞお気軽にご相談下さい。