7月と言えば…海!?夏休み!?いやいや、路線価の公表です!
というわけで、7月3日に全国の路線価が公表されました。
路線価とは、国税庁が相続税や贈与税を計算する基準として、主な道路に面した土地の1㎡の評価額を定めた価格です。1月1日時点で算定され、毎年7月1日に公表されます。(今年は1日が土曜日のため3日の月曜日となりました)
路線価は国税庁のホームページで閲覧できますが、土地取引の指標とされる国土交通省の公示時価の8割程度の水準となっております。
事務所のある宮城県についてお話をすると平均4.4%上昇し、北海道、福岡県に次いで全国で3番目の上昇率となりました。上昇は11年連続です。
上昇の要因として、新型コロナの影響が和らぎ市場が活性化して利便性の高いエリアの需要が高まっていること、市中心部の再開発が進んでいること、金利が低く抑えられていることもあり不動産を買いやすい状況が続いている中で購買層の厚いところの地価が上がりやすくなっていることが挙げられていました。
この状況が続けば今後も上昇は続いていくのではないでしょうか。
ではここでクイズの出題です!
第一問:67年連続で路線価が東北最高となっている場所はどこでしょうか?
→正解は、仙台市青葉区中央1丁目の青葉通り(旧さくら野百貨店前)で、1㎡347万円(去年+2.4%)です。
仙台駅西口のメインストリートで需要が多い場所ですが、67年連続という数字にもびっくりです。
第二問:仙台国税局管内で今年最も路線価が上昇した場所はどこでしょうか?
→正解は、仙台市太白区あすと長町1丁目のあすと長町大通りで、去年から15.6%の上昇(1㎡37万円)です。
商業用地とマンション用地の需要が高まっているため今後も上昇が続くと思われます。
この機会に、現在の住所やこれから住みたい場所、以前住んでいた場所の路線価を調べてみるのも楽しいかもしれません。